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「管内閣の発足に思う」

 2010年6月8日、管内閣が発足。

 鳩山政権の悪口を言った記憶はないが、8ヶ月という予想外の短命政権に終わったのは、もちろん本人の資質なのだろうけれど、官房長官の人選ミスが原因だと思う。
 
 最初にがっかりしたのは、記者クラブの解放問題だった。閣僚で記者クラブの解放を行ったのは岡田克也外務大臣だけだ。他に亀井静香が記者クラブ以外のメディアに会見をしているが、同じ会見を二度行うという変則的なものだ。

 鳩山首相に最初に?を感じたのは、なぜ公約した記者クラブの解放をしなかったのか不思議だった。
 記者クラブの解放については、評論家の「上杉隆」が熱心に取り組んでいるが、漏れ伝わってくる情報によると、記者クラブの解放を阻止しているのは平野官房長官だという。この時、何かイヤ〜な感じがしたことを覚えている。

 そして、沖縄普天間基地移設問題である。「移転先は海外、少なくても県外」という鳩山首相の方針は間違っていない。この基本方針で最後までアメリカと交渉すべきだった。彼は自分から5月結着という期限を区切り、国民に表明した。沖縄県民はもとより国民は期待した。ここまでは間違っていない。
 
 残念なのはこの時、「鳩山がんばれ」という世論が生まれなかったことだ。マスコミは「政治と金」問題で、鳩山・小沢を批判し、足を引っ張るばかりだった。国益を考えるなら、マスコミはせめて「普天間基地の移籍先はどこが良いと考えるか」という世論調査を実施して、アメリカに日本国民の意思を示すべきだっただろう。

 この時、マスコミの世論調査は、反民主一色で「小沢幹事長は辞職するべきかどうか」というような調査ばかりを行っていたのだ。日本のマスコミはアメリカのプラスになることばかりをしていたことになる。

 沖縄問題の全権を任されたのは、平野官房長官だ。いろんなプランを模索する前に、「移転先は海外、少なくても県外」という鳩山首相の方針でアメリカと交渉したのか? その努力の形跡が見えない。その交渉過程をオープンにして、世論を味方にするべきではなかったのか?

 鳩山首相は、正直な人だ。側近である平野を信頼して任せたはずが、ここまで無能だと思わなかったのだろう。しかし、結果的には最悪の結着となり、責任をとって辞任したのである。


 管内閣の官房長官は、仙谷由人氏である。図らずも管首相は任命の時に言っていたのが「仙谷さんは、私にとって煙たい人だ。しかし、民主党が一丸となるには彼が必要だ」と。仙谷氏は胆の座った人である。管氏の力量は未知数だが、官房長官の選択では、鳩山氏との違いを感じ、期待される。

 小沢氏は今回の鳩山辞任劇にどう関わったのか、意見が分かれるところだ。

 一つは、鳩山首相が、参院選で勝利するために、小沢氏を道連れにW辞任を仕掛けた。最後に良い決断をしたというもの。いや、その逆で小沢氏が辞めない首相に鈴をつけたという説。

 真相は不明だが、どちらにしても民主党支持率は予想以上に回復し、このシナリオを描いた人がいるとしたら最高の結果となった。

 「政権交代」を心待ちにしていた人間として、少なくともあと3年は頑張ってもらいたいと思う。マスコミにはいろんな意見があっていいと思うが、1社ぐらいは、民主党を応援するところはないのか?

 今、一番信用できないのが実はマスコミなのである。

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