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鉄の王キム・スロ

「善徳(ソンドク)女王」の後に「鉄の王キム・スロ」が始まった。

韓国の歴史は、日本人にとってあまりなじみがない。最近、ある人に「麗水(ヨス)」って、昔は「百済」だったの? と聞かれ、全く答えられなかった。少し、調べてみると、 三韓時代は百済で、統一新羅時代は新羅ということだった。このあたりの歴史を勉強しなくては・・・


以下は、下調べである。

紀元1世紀の初め。朝鮮半島北部ではドラマ『朱蒙』の主人公チュモンが建てた高句麗が、『風の国』の主人公ムヒュルの代となり、強大な国として勢力を誇っていた頃。朝鮮半島南部では、まだ小さな部族がバラバラに存在し互いに牽制しあっていた。そんな小部族をまとめ上げ、優秀な製鉄技術と海洋貿易で名を馳せる国家《伽耶》の初代王になったのがキム・スロだ。

このドラマ『鉄の王 キム・スロ』は、王になると予言されたキム・スロが数々の試練を乗り越えて成長し、民に絶大な支持を得る王となっていく姿を描く。《伽耶》は、海を隔て倭の国(日本)と国交をもち、遺跡からは日本人が居住していたと思われる痕跡も発見されており、古代日本とのつながりも深かったと考えられている。もしかするとキム・スロ自身も当時、日本人と何らかの接触があったかもしれない。

実際の伽耶の歴史はまだわかっていない面が多い。このドラマはそれを逆手にとって、キム・スロの人間的成長を軸に、激しい権力闘争あり、哀切なロマンスありの痛快でスリリングなエンターテインメント巨編となっている。特に、本作は、冒頭でいくつかの《みつづけている視聴者だけが知る秘密》がちりばめられ、それらが手に汗握る展開の中で少しずつ明かされていくという仕掛けもハラハラドキドキさせるポイントだ。海で難破して生き別れた母と子のチョンギョンとキム・スロの二人は、お互いの《関係》を知らずに、時にニアミスしながらも敵対し、すれ違って生きていくが、いつか母子の情を交わせる日がくるのだろうか。敵としてチョンギョンを追い、同じ船に乗り合わせて記憶喪失になり、キム・スロの右腕となっていくトゥクソンは記憶を取り戻すのだろうか? キム・スロのライバル、ソク・タレはどのように新羅の王となっていくのか?その先が早く知りたくなって観始めたら止まらない。


伽耶は1世紀から6世紀半ばまで朝鮮半島南部で栄えた国で、韓国人の3分の1はその子孫だといわれている。その伽耶を連盟国家に導いて初代王になり、韓国でもっとも人口が多い一族である金海キム氏の始祖とされているのがキム・スロだ。彼はドラマ『善徳女王』のヒーローのひとりであり、新羅の朝鮮半島統一に貢献したキム・ユシン将軍の先祖でもある。 このように韓国人にとって重要なルーツのひとつである伽耶とキム・スロだが、これまでドラマで描かれることはなかった。それは伽耶が新羅に吸収されて、早い時期に歴史の舞台から姿を消してしまったためだろう。だが、伽耶は埋もれたままの存在ではなかった。近年、金海を中心に伽耶の遺跡や遺物が続々と発見されて、伽耶の歴史に光があたりつつあるのだ。そこからは製鉄技術など数々の先進文化の産出国であるとともに、日本や中国とも交易した海洋貿易国家の姿が見てとれる。そうした伽耶の輝かしい歴史の発掘研究は始まったばかりで、その全貌が明らかになるにはまだ当分かかるだろう。 ドラマ『鉄の王 キム・スロ』は研究に先駆けて伽耶とキム・スロの雄姿を現代によみがえらせた。なお、伽耶(クヤ)の前身としてキム・スロが生まれた国は、ドラマの中で狗耶国と呼ばれている。


う〜ん、奥が深い。


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