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2012年7月

ダークナイト ライジング

鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。

バットマンの新シリーズ「ダークナイト」の第二弾。ストーリーが続きっぽいので、一作目を観ていないと、意味が解らないところがあるかも。それにしても、2時間42分は長い。長くても120分だろう。それなりに、楽しめが、途中で疲れてしまった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE DARK KNIGHT RISES

製作年度: 2012年

監督: クリストファー・ノーラン

上映時間: 164分

キャスト:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン

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おじいさんと草原の小学校

世界最高齢の小学生としてギネス記録を持つキマニ・マルゲの実話を映画化した人間ドラマ。政府の教育政策により、84歳にして小学校に入学した彼の勉強に懸ける情熱や幼い級友たちとの交流を、ケニア独立戦争の戦士として戦った過去を交えて描く。監督は、『ブーリン家の姉妹』のジャスティン・チャドウィック。教育を受ける夢をあきらめなかったマルゲの生きざまを、元ニュースキャスターのオリヴァー・リトンド、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのナオミ・ハリスが彩る。

もっと、ほのぼのとした映画かと思っていたが、そうでは無かった。ケニア独立戦争の戦士として戦った84歳のマルゲじいさんの過去は、悲惨だ。見応えのある貴重な映画だった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE FIRST GRADER

製作年度: 2010年

監督: ジャスティン・チャドウィック

上映時間: 103分

キャスト:ナオミ・ハリス、オリヴァー・リトンド、トニー・キゴロギ

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巨人の手

「ホジュン 〜宮廷医官への道〜」を手がけたイ・ビョンフン監督の隠れた傑作。
医術がテーマであり、主演もチョン・グァンリョル!本作で創られた世界観が「ホジュン」の制作まで通じている。
心医を目指す孤高の医師ソン・ユルを演じるのは、韓国を代表する人気ベテラン俳優チョン・グァンリョル。
大ヒット作「ホジュン 〜宮廷医官への道〜」にも通じる医師役を若い感性で熱演!まさに彼自身の原点とも言える作品。
愛と医術の狭間で揺れ動く主人公の半生を、人の温もりや儚さ、そして四季歳月の移ろいを織り交ぜて情景豊かに描写!人の宿命とは何か?愛とは何かを投げかける心震わす感動のヒューマンドラマ!

2話収録。ベテラン俳優チョン・グァンリョル主演とあって、安定感がある。

おすすめ度  ☆☆☆2

製作年度: 1994年

監督: イ・ビョンフン

上映時間: 121分

キャスト:チョン・グァンリョル、イ・シウン、キム・インテ

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白夜行

今まで舞台化やテレビドラマ化されてきた、東野圭吾の人気小説を、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映画化。ある殺人事件にかかわった人々の複雑な人間関係を軸に、19年に及ぶ男女の狂おしい愛情を描く。『ALWAYS 三丁目の夕日』などの堀北真希が聖女の顔をした悪女役で新境地を開拓。彼女の守護神のような相手役を、『おにいちゃんのハナビ』の高良健吾が好演する。互いの存在だけを頼りに必死に生き抜こうとする男女に課せられた残酷な宿命に言葉を失う。

同名の映画が2009年韓国でも制作されている。ヒロインはソン・イェジン。こちらも観てみたい。毎日、NHKドラマ「梅ちゃん先生」を観ているせいか、堀北真希の悪女役は、似合わないが、やはり魅力的だ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

製作年度: 2010年

監督: 深川栄洋

上映時間: 149分

キャスト:堀北真希、高良健吾、姜暢雄

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サラの鍵

ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材に、過去と現代を交錯させながらユダヤ人一家に起こった悲劇を描く感動的な社会派ドラマ。世界中で300万部を売り上げたタチアナ・ド・ロネの原作を基に、『マルセイユ・ヴァイス』のジル・パケ=ブランネール監督が映画化。『イングリッシュ・ペイシェント』などのクリスティン・スコット・トーマスが、アウシュビッツについて取材するジャーナリストを好演。次第に解き明かされる衝撃の事実とラストに胸を打たれる。

重いテーマだが、最後までよく解らなかったというのが、正直なところ。人間関係が理解できなかったのだ。幼いサラが、弟を助けるために、納戸に閉じ込め、鍵を持ち歩くも、悲劇は起こる。しかし、弟を助けたいばかりに、脱走して結果、生き延びるということだが、過去を探る女性は誰?サラの娘かと思っていたら、ラストに息子が出てきて、他人行儀だから、兄弟ではなかったようだし。

おすすめ度 ☆☆☆

原題: ELLE S'APPELAIT SARAH
製作年度: 2010年
監督: ジル・パケ=ブランネール
上映時間: 111分
キャスト:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプ

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グランプリ

既に日本では『リベラ・メ』『風のファイター』『ホワイト・バレンタイン』などが公開されておなじみのヤン・ユノ監督の最新作。落馬&骨折事故を起こして傷心の女性騎手の再起の物語。監督の故郷である済州島が舞台の一つとなっている。

スンデクク食堂の娘、ジュヒ(キム・テヒ)は競馬の世界で、相棒の「青馬(プルマ)」とともに女性騎手として頭角を現しいたところ、レース中に落馬事故を起こし、右肩を骨折する。そして「青馬」も足を骨折して殺処分に。自分だけが落馬しただけではなく、相棒を失ったことにショックを受け、引退をも覚悟し「青馬」の遺灰を撒きに済州島へ渡る。「青馬」の生まれた牧場主マンチュル(パク・クニョン)に挨拶に行き、そこにしばらく滞在することになるが、そこで「青馬」の子供「タムナ」と、元牧場従業員の遺児ソシム(パク・サラン)、そして隣の帝王牧場の跡取り息子ウソク(ヤン・ドングン)と、そこの名競走馬「無敗戦(ムペジョン)」に出会う。

キム・テヒの魅力が堪能できる映画。今年の正月に行った済州島が舞台なので、親近感が持てた。ストーリーは想定内で、結果オーライなのだが、何故か、画質が悪かったのが残念。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: GRAND PRIX

製作年度: 2010年

監督: ヤン・ユノ

上映時間: 109分

キャスト:キム・テヒ。ヤン・ドングン、パク・クニョン

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顔のないスパイ

『3時10分、決断のとき』や『ウォンテッド』などの脚本家マイケル・ブラントが初メガホンを取ったスパイ・アクション。20年前に姿を消したはずの冷戦時代の怪物に振り回される元CIA部員と、FBI捜査官の驚きの捜査に迫る。すきのない元スパイをベテランのリチャード・ギアが演じ、その相手役を『スパイダーマン3』のトファー・グレイスが務める。追えば追うほど深みにハマる謎と共に、次第に明らかになる冷血な男の真実の顔にがく然とする。

チャード・ギアは大好きな俳優の一人だが、めずらしく冷徹なスパイの役だ。といっても、実際は人情味たっぷりのおいしい役どころ。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE DOUBLE

製作年度: 2011年

監督: マイケル・ブラント

キャスト:リチャード・ギア、トファー・グレイス、スティーヴン・モイヤー

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ダーク・フェアリー

『パンズ・ラビリンス』の鬼才ギレルモ・デル・トロが脚本と製作を務め、テレビ映画「地下室の魔物」をリメイクしたダーク・ファンタジー。欧米で言い伝えられてきた歯の妖精「トゥースフェアリー」をモチーフに、郊外の古めかしい屋敷に引っ越してきた孤独な少女とその家族が体験する恐怖を描く。監督は、コミック「バットマン」などに携わったトロイ・ニクシー。出演には、『マイ・ブラザー』などの子役ベイリー・マディソン、『バットマン ビギンズ』のケイティ・ホームズ、『英国王のスピーチ』のガイ・ピアースらがそろう。

少女が魔物に襲われながらも、その事実を信じてくれない父親と継母。そのイライラ感がずっと続く嫌なストーリー。最後にやっと気ずくも、既に遅く、いい人だった継母が犠牲に・・・おいおい、気分悪いぞ〜。

おすすめ度  ☆☆

原題: DON'T BE AFRAID OF THE DARK

製作年度: 2011年

監督: トロイ・ニクシー

上映時間: 100分

キャスト:ケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、ベイリー・マディソン
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レイトオータム

1966年に製作された韓国映画の名作『晩秋』を、『家族の誕生』などのキム・テヨン監督がリメイクした恋愛ドラマ。夫殺害の罪で刑務所に入っている女性が、母の葬儀に向かう途中で出会った男と限られた時間の中で愛を深める姿を繊細に描く。影のある不幸なヒロインを『ラスト、コーション』の大胆な演技で注目を集めたタン・ウェイ、エスコート・サービスの仕事をする韓国人ホストを、テレビドラマ「私の名前はキム・サムスン」のヒョンビンがそれぞれ演じる。霧の街、シアトルを舞台に繰り広げられる、切なく愁いある大人の恋物語が胸にぐっと迫る。

大好きな女優タン・ウェイが主演。中国映画かと思っていたが、舞台はシアトルで監督は韓国人、相手役はヒョンビンということでこれは韓国映画だ。夫殺しの主人公アンナをタン・ウェイが淡々と演じる。母の葬儀で3日間の保釈中の話だ。ラスト・コーションで衝撃的なデビューを果たした彼女だが、ポスト・チャン・ツィイーと言われながらも、その後はバッシングにあい、女優として活躍の機会はあまり無かった。何があったか良く知らないが、今後はもっといろんな映画に出てほしいものだ。

おすすめ度 ☆☆☆☆☆

原題: LATE AUTUMN

製作年度: 2010年

監督: キム・テヨン

キャスト:タン・ウェイ、ヒョンビン、キム・ジュンソン

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天使のくれた時間

優雅な独身生活を謳歌していたビジネスマンが昔の恋人との“もうひとつの人生”を体験することで本当の幸せに目覚める姿を描いた大人のファンタジー。成功を夢見て恋人ケイトと別れロンドンへ旅立ったジャック。13年後のいま、ジャックは大手金融会社の社長として、優雅な独身生活を満喫していた。クリスマス・イブ、昔の恋人ケイトからの電話があったが、かけ直すことはしなかった。その夜、自宅で眠りについたジャックだが、目覚めると、ケイトと我が子2人に囲まれた家庭人ジャックになっていた。

テレビで再放送されていた映画を録画視聴。最初は解らなかったが、この映画二度目だった。最近、前に観た映画を、忘れていることが多い。才能を認められ仕事ができ、お金もある優雅な独身生活と、貧乏だが、家族に囲まれて妻に愛される生活の対比。悩ましいところだが、主人公は葛藤の末、後者を選ぶという映画。

おすすめ度 ☆☆☆☆

原題: THE FAMILY MAN

製作年度: 2000年

監督: ブレット・ラトナー

上映時間: 125分

キャスト:ニコラス・ケイジ:ティア・レオーニ

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ブリッツ

『トランスポーター』『アドレナリン』シリーズなどで人気のアクションスター、ジェイソン・ステイサムが母国イギリスで主演を務めたクライム・サスペンス。彼が演じる正義感の強い荒くれ刑事が、警官ばかりを狙う愉快犯を相手にロンドン市内を奔走する。脚本は、『月に囚われた男』のネイサン・パーカー。共演には『シンデレラマン』のパディ・コンシダイン、テレビドラマ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」シリーズのアイダン・ギレンら実力派が名を連ねる。

ジェイソン・ステイサムが刑事役で、警官を狙う連続殺人鬼を追うというもの。圧倒的な強さは相変わらずだ。目新しいところは無いものの、そこそこ楽しめた。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: BLITZ

製作年度: 2011年

監督: エリオット・レスター

上映時間: 97分

キャスト:ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、エイダン・ギレン

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デビルクエスト

『60セカンズ』のドミニク・セナ監督と主演俳優ニコラス・ケイジが再タッグを組んだアクション・アドベンチャー。伝染病がまん延する14世紀を舞台に、勇者たちの冒険と戦いの日々が展開する。主人公の騎士ベイメンの相棒を演じるのは、『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマン。数か月にわたるトレーニングをこなして最強の騎士を演じるニコラスの熱演と、中世のヨーロッパを再現したこだわりの美術と迫力のVFX映像が見ものだ。

ニコラス・ケイジの出演映画ということで、DVDを借りて観賞。最初から、魔女狩りの悲惨なシーンから始まり、中世のヨーロッパを舞台にした魔女をテーマにした映画と思いきや、最後は悪魔との対決となって、繰り広げられるストーリーは見応えがあった。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: SEASON OF THE WITCH

製作年度: 2011年

監督: ドミニク・セナ

上映時間: 95分

キャスト:ニコラス・ケイジ、ロン・パールマン、スティーヴン・キャンベル・ムーア
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ペントハウス

世界的な人気を誇るコメディー俳優、ベン・スティラーとエディ・マーフィが初めて共演を果たしたクライム・アクション。ニューヨーク・マンハッタンの超高級マンション「ザ・タワー」を舞台に、最上階のペントハウスに住む大富豪に全財産をだまし取られたタワーの使用人たちの奪還作戦を描く。監督は、『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー。共演には『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレック、『アビエイター』のアラン・アルダら実力派が顔をそろえる。

DVDで観賞。「ナイト・ミュージアムのベン・スティラーが大富豪と闘う様子を描く。仲間の泥棒にエディ・マーフィ。ベン・スティラーという俳優はあまり好きではないので、今一つ評価できないが、舞台である超高級マンション「ザ・タワー」に興味を覚える。ちなみに、8月予定の事務所の移転先の目の前に建設中の超高級マンションが「グランド・メゾン池下ザ・タワー」といい、こちらも、ペントハウスがあり、一般販売されていないが、数億円という代物だ。同名であるため、親近感を覚えた次第。映画としては、今一つだ。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: TOWER HEIST

製作年度: 2011年

監督: ブレット・ラトナー

上映時間: 104分

キャスト:ベン・スティラー、エディ・マーフィ、ケイシー・アフレック

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アメイジング・スパイダーマン

アメコミ発の人気シリーズを、キャストとスタッフを一新してリブートするアクション超大作。主人公ピーター・パーカーを、『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールドが演じ、監督には『(500)日のサマー』のマーク・ウェブを抜てき。『ゾンビランド』のエマ・ストーンがヒロインとして出演するほか、マーティン・シーン、キャンベル・スコットらが共演。前シリーズの世界観を踏襲しつつも、アクションのさらなるパワーアップにも期待。

スパイダーマンシリーズは今までも上映されているが、これは新シリーズが始まるということらしい。両親の秘密、おじさんが殺され葛藤する姿など、旧作と同じ設定だが、スパイダーマンが生まれた理由が細かく紹介されていて解りやすい。新シリーズの最後には、謎の人物が解明されていない事を次作を暗示する。ビルを飛び回るシーンなど、3Dが活きた作品だ。面白かった。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題: THE AMAZING SPIDER-MAN

製作年度: 2012年

監督: マーク・ウェブ

上映時間: 136分

キャスト:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス

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